U-15日本代表に初選出 中井卓大の長所、短所、プレースタイル

つい先日、とうとう年代別の日本代表に選出された中井卓大君。
世界屈指のメガクラブ、レアルマドリードの下部組織でプレーしてるとあって、
加入当初からサッカーファンの間で大きな注目を集めてきました。
来年にはU-17ワールドカップも控えており、メディアの扱いもますます大きくなることでしょう。

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まだ15歳とあってフルでのプレーを見る機会はあまりないのですが、youtubeにはレアルでのプレー集が定期的に上がっています。

試合を通してではなくあくまで断片的なものですが、ある程度中井卓大の選手としての特徴もわかってきたのでまとめてみます。

レアルでの現状

まず今年になってカデーテAに昇格しました。

(カンテラの区分についてはこちらの過去記事を参照:カンテラと年齢区分、その歴史
順調に行けばカデーテA→フベニルC→フベニルB→フベニルA→レアルマドリード・カスティージャ→トップチームと上がっていくことになります。まだまだ長い道のりですね。

で、サッカーファンの関心は中井君がレアルのトップでプレー出来るのかということだと思いますが、最大限育成に成功してもそのままトップチームでプレーする確率は非常に低いと思います。

(トップチーム昇格は難しい? 中井卓大の現在地)

上の記事でも書きましたがレアルは単純にトップチームのレベルが高いため若手がチャンスを得るのはかんたんではなく、特にマーケティング的にも注目度の高いオフェンスの選手は外から大物を獲得する傾向が強いためです。

ナチョ・フェルナンデスやセルヒオ・レギロンなどレアルのカンテラ育ちでレギュラーとしてプレーする選手もいますが、いずれもディフェンダーです。

どこのクラブでもトップチームに昇格するのは至難の業ですが、スター軍団のレアルではそれが何倍も難しいと言っても過言ではありません。
仮に将来トップチームでプレーするとしても、レンタルか完全かはともかく一度他のチームに移籍してそこで活躍してレアルに戻ってくるというパターンになる可能性が高いです。

ポジションについては元々ボランチでプレーしていましたが、今シーズンからはトップ下かインサイドハーフでプレーしています。

強味と短所、プレースタイルと目指すべき選手像

長所

まず一番の強味はテクニックです。
テクニックと一口に言っても色々ですが、彼の場合はなにより細かいボールタッチが優れています。
同じく注目度の高い久保建英の場合より高い位置で縦に抜いていくドリブルですが、
それと比べると中井君は相手のプレスをかわすという感じです。

もう一つはサッカーIQの高さ。
戦術眼に優れた選手を「サッカーを知っている」と形容したりしますが、中井君もそんな感じでチーム全体のバランスを取るようなポジショニングが出来ています。

年齢にしてはかなり高さがあるのもプラス。現在15歳で176cmに成長しています。
このままいけば180㎝を超える可能性は高いですし、日本の中盤は小柄な選手が多いのでその高さも武器になるでしょう。

弱点

一方の弱点としてはスピードに欠ける点が挙げられます。
パワーはこれからフィジカルトレーニングで伸びる可能性もありますが、瞬発系は努力しても持って生まれた才能を超えるのは難しいものです。

また、技術と戦術理解度のあるいい選手には違いないですが、一方でインパクトのあるプレーという点では少し物足りなさも感じます。
メッシやエムバぺのような選手はサッカーを知らなくても凄さがわかりますが、そういう素人受けするタイプの選手ではありません。
同じ中盤の底でも、バルサのブスケツの様なチームの影の柱というタイプでもなく、どこのチームでもそれなりにやれるが絶対外せない選手とまでは行かない感じでしょうか。

あとは弱点というほどではないですが、ボランチとしての守備は可もなく不可もなくといったところで、あくまでボールを持った時に活きるタイプだと思います。

プレースタイル

ボランチとしてはロストが少なく、確実にボールを味方に繋いで前に運ぶリンクマンという印象。
現在はトップ下やインサイドハーフでプレーしているので、プレーエリアも高くなりゴールやアシストの数も増えています。
レアルの選手で例えるとロストが少なくプレーが正確という点ではトニ・クロースにも少し近いですが、それよりはイスコに似ているかなと思います。
もちろんタイプが似ているといってもイスコはワールドクラスの名手。(当たり前ですが)現時点ではまだまだ大きな差がありますし、将来イスコのようなレベルになれれば育成としては大成功と言えるでしょう。

まとめ

中井卓大のプレーについてまとめました。
まだ15歳でこれから良くも悪くも大きく変わりうる年齢なので将来の成否については断定出来ませんが、上手く育ってほしいと思います。

こんな記事を書いておいて言うのもなんですが、メディアも騒ぎすぎずに成長を見守るのがいいんじゃないかと思います。

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