ユースの育成力世界最高クラブはどこか 下部組織の世界トップ選手輩出数を比較

サッカークラブの運営において、下部組織の育成は言うまでもなく重要です。
実績ある有名選手より低いコストで獲得出来、更にクラブの哲学と合致した選手を育て上げることが出来るのはクラブにとって大きなメリットです。
そこで、各クラブの育成力を比較することにしました。
具体的にはこちらの英誌the Guardianの記事『The 100 best footballers in the world 2017』に載っている100選手それぞれの所属した下部組織を調べ、その数を比較しました。
純粋な育成力だけではなく、優れた素質を持つ選手を集めるスカウトやブランド力も影響しますが、それも込みで優れた下部組織を持つクラブがわかるかと思います。
なお一人の選手が複数クラブの下部組織を渡り歩いている場合、全てのクラブに加算しています。

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ちなみに3位7クラブまでなのは、同数のクラブが多く4位まで載せると17クラブにもなってしまうためです。

1位 8人

FCバルセロナ

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1位は8人でダントツ最多のバルセロナ。
世界のトップ選手の1割近くがバルサの下部組織出身ということになります。
バルサのカンテラは特に「ラ・マシア」と呼ばれ、2010年にはバロンドール最終候補3人が全てラ・マシア出身選手でした。
バロンドール最多受賞のリオネル・メッシは言うまでもなく、他にもピケ、セルヒオ・ブスケツなど今もバルセロナのトップチームでプレーしている選手がランクインしています。
「バルサのカンテラ出身者はバルサ以外では活躍できない」という声もありますが、セスク・ファブレガス、チアゴ・アルカンタラ、マウロ・イカルディとバルサ以外で活躍している選手だけでもトップクラスの輩出数。
ワールドクラスの選手を世に送り出すという点において世界一なのは疑いありません。

2位 4人

アトレティコ・マドリード

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2位はアトレティコ・マドリード。
スペイン第3の強豪が2位へとランクインしました。
出身者にはアルバロ・モラタ、ダビド・デ・ヘア、サウール、コケがいます。
モラタ、サウールとレアル・マドリードのカンテラも経験している選手が多いのが特徴です。

3位 3人

レアル・マドリード

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3位は5チームが3人と並んでいます。
まずはレアル・マドリード。
アトレティコにも所属したモラタ、サウールの他、カルバハルを輩出。
スター選手を外部から買い集めているため中々カンテラ上がりの選手にチャンスはやってきませんが、他クラブで活躍してレアルに戻るケースも増えています。

フルミネンセ

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フルミネンセはブラジル・リオデジャネイロの古豪です。
マルセロ、チアゴ・シウバ、ファビーニョといった選手達が所属しました。
日本ではそこまで知名度はありませんがブラジル全国選手権で4度の優勝を誇る強豪で、優秀なブラジル人選手を何人も世界へ送り出しています。

バレンシア

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続いてバレンシア。
イスコ、ダビド・シルバ、ジョルディ・アルバとスペインらしく技術に優れた選手が多いです。
しかし財政難からせっかくの優れた若手も放出、ここしばらくはチームの成績も低迷しています。
2014年にシンガポールの実業家に買収され、資金を得ましたがその育成力を活かして名門復活は成るのでしょうか。

バイエルン・ミュンヘン

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言わずと知れたドイツの名門。
トニ・クロース、フンメルス、ダヴィド・アラバの3人が所属。
国内クラブから強奪しているイメージが強いですが、育成でもランクイン。
もっとも、生え抜きのフンメルスと違ってクロース、アラバの2人はプロデビュー1年前に移籍してきたので青田買い感も強いですが。

シャルケ04

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マヌエル・ノイアー、メスト・エジル、レロイ・サネの3人を輩出。
特に世界一のGKとも称されるノイアーは、5歳からプロデビューまでシャルケ一筋。
それだけにバイエルン移籍の際はシャルケサポーターから大いに批判されました。
ブンデスリーガでの優勝経験はありませんが、育成においては世界トップクラスと言えそうです。

まとめ

というわけで各クラブの育成力を比較してみました。
上で述べた通り、素質ある選手を集めるスカウトやブランド力も関係してきますし、在籍したのが一年だけという場合もあるのでどこまでが育成の力によるものか一概には言えませんが、ある程度の目安にはなると思います。

まずクラブという観点ではバルセロナが圧倒的でした。
メッシやイニエスタなど多くのスター選手を生み出してきた同クラブですが、その数は想像以上でした。
バルセロナの「ラ・マシア」は世界一の下部組織と言ってもいいでしょう。

また、国別で見るとスペインが明らかに突出しています。
上位7クラブのうち実に4つをスペインのクラブが占めており、この育成力が2010年のW杯優勝やCLにおける近年のスペイン勢躍進の原動力となっているのは間違いありません。

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