過去のワールドカップ直前のFIFAランキングとワールドカップ本大会の順位を比べてみた

ワールドカップ2018まで残すところあと2ヶ月となりました。
今回はワールドカップのシードを決めるのにも使われているFIFAランキングについて。
これまでに何度か改訂が加えられているFIFAランキングですが、ニュースでも時々触れられるので
サッカーファンでなくとも知っている人は少なくないのではないでしょうか。
そんなFIFAランキング、あてになるならないと人によって印象が異なりますが、実際どの程度あてになるのかワールドカップ直前のFIFAランキングに基づく順位と、大会での実際の結果を比べてみました。

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参照したのは2010年、2014年のワールドカップ。その年の5月と大会における順位を比較しています。
本当は2006年以前の大会のデータも使いたかったのですが、2006年7月に計算方法が変わっているのでこの2大会としました。

FIFAランキングとワールドカップ順位の表

というわけで表にしてみました。
左はFIFAランキング順に出場国を並べたもの、右が大会での順位、一番右が両者の差です。

2010年5月FIFAランキング ワールドカップ順位
ブラジル 1位 スペイン 1位 1
スペイン 2位 オランダ 2位 2
ポルトガル 3位 ドイツ 3位 3
オランダ 4位 ウルグアイ 4位 9
イタリア 5位 アルゼンチン 5位 2
ドイツ 6位 ブラジル 6位 -5
アルゼンチン 7位 ガーナ 7位 17
イングランド 8位 パラグアイ 8位 15
フランス 10位 日本 9位 19
ギリシャ 13位 チリ 10位 5
アメリカ合衆国 14位 ポルトガル 11位 -8
セルビア 15位 アメリカ合衆国 12位 -1
ウルグアイ 16位 イングランド 13位 5
メキシコ 17位 メキシコ 14位 0
チリ 18位 韓国 15位 14
カメルーン 19位 スロバキア 16位 9
オーストラリア 20位 コートジボワール 17位 4
ナイジェリア 21位 スロベニア 18位 2
スイス 24位 スイス 19位 0
スロベニア 25位 南アフリカ共和国 20位 11
コートジボワール 28位 オーストラリア 21位 -4
アルジェリア 30位 ニュージーランド 22位 8
パラグアイ 31位 セルビア 23位 -8
ガーナ 33位 デンマーク 24位 3
スロバキア 34位 ギリシャ 25位 -15
デンマーク 36位 イタリア 26位 -21
ホンジュラス 38位 ナイジェリア 27位 -9
日本 45位 アルジェリア 28位 -6
韓国 47位 フランス 29位 -20
ニュージーランド 78位 ホンジュラス 30位 -3
南アフリカ共和国 83位 カメルーン 31位 -15
朝鮮民主主義人民共和国 105位 朝鮮民主主義人民共和国 32位 0

 

2014年5月FIFAランキング ワールドカップ順位
スペイン 1位 ドイツ 1位 1
ドイツ 2位 アルゼンチン 2位 5
ポルトガル 3位 オランダ 3位 12
ブラジル 4位 ブラジル 4位 0
コロンビア 5位 コロンビア 5位 0
ウルグアイ 6位 ベルギー 6位 6
アルゼンチン 7位 フランス 7位 9
スイス 8位 コスタリカ 8位 17
イタリア 9位 チリ 9位 4
ギリシャ 10位 メキシコ 10位 8
イングランド 11位 スイス 11位 -3
ベルギー 12位 ウルグアイ 12位 -6
チリ 13位 ギリシャ 13位 -3
アメリカ合衆国 14位 アルジェリア 14位 7
オランダ 15位 アメリカ合衆国 15位 -1
フランス 16位 ナイジェリア 16位 12
ロシア 18位 エクアドル 17位 6
メキシコ 19位 ポルトガル 18位 -15
クロアチア 20位 クロアチア 19位 0
コートジボワール 21位 ボスニア・ヘルツェゴビナ 20位 2
アルジェリア 25位 コートジボワール 21位 -1
ボスニア・ヘルツェゴビナ 25位 イタリア 22位 -13
エクアドル 28位 スペイン 23位 -22
ホンジュラス 30位 ロシア 24位 -7
コスタリカ 34位 ガーナ 25位 2
イラン 37位 イングランド 26位 -15
ガーナ 38位 韓国 27位 4
ナイジェリア 44位 イラン 28位 -2
日本 47位 日本 29位 0
カメルーン 50位 オーストラリア 30位 2
韓国 55位 ホンジュラス 31位 -7
オーストラリア 59位 カメルーン 32位 -2

まず一つ言えるのは上位入賞はかなりランキングと近いということです。
優勝、準優勝はもちろんベスト4もほぼランキング10位以内の国に限ります。2010はウルグアイ、2014はオランダが10位圏外からベスト4入りを果たしていますがそれぞれ、FIFAランク13、15位と番狂わせというほどではありません。

一方ベスト8、16まで広げると予想外の健闘も出てきます。2010のガーナや2014のコスタリカがFIFAランクに基づく順位から+17の躍進、2010でベスト16に進んだ日本は+19という結果です。

また、逆にFIFAランキングで上位に位置しながら本大会ではグループリーグも突破出来ないという例も少なくありません。
2010ではギリシャが-15、イタリアが-21、フランスが-20、2014はイタリアが-13、スペインが-22。
特にイタリアはどちらも大会前のランキングは10位以内にもかかわらず、本大会はグループステージ敗退しています。

ワールドカップは短期決戦なのでこうした番狂わせが起きることは珍しくないですが、とはいえFIFAランキング上位はシード枠を割り当てられて有利になり、逆に下位チームは格上ばかりと戦わなくてはならないということを考えると、FIFAランキングが完全に実力通りになっているとは言えないのではないかと思います。
また地域別で見ると躍進している国はアジア、アフリカ、北中米のどれか、逆に悪い意味で番狂わせを起こしている国は大抵ヨーロッパです。
南米はランキングと比較的ランキングに近い結果になることが多いようです。

まとめ

というわけで過去のFIFAランキングとワールドカップ順位を比べてみました。
同じ数字でも人によって印象は異なるでしょうが、個人的にはFIFAランキングはある程度はあてになるけれども目安以上の物ではないという印象を持ちました。
日本も現在ただでさえFIFAランキングが低いのに、更に大会直前になっての監督解任と非常に先行き不安になってきていますが、ベスト4や優勝の可能性は非常に低いにしてもベスト16程度を目指す分にはFIFAランキングについてはそれほど気にすることはないでしょう。
番狂わせが起こるのがワールドカップの面白さでもあるので、本大会を楽しみに待ちましょう。

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