お絵かき初心者がはじめてペンタブを買ってみた

2018年8月27日

最近になって絵を描き始めたのですが、その中でペンタブに興味を持つようになりました。
カメラでもなんでもデジタルの時代ですし、彩色なんかもアナログだと道具を揃えたりするのが大変ですからね。
彩色以外にも色々便利そうなので買ってみようと思ったんですが、そこで問題なのがどのペンタブを買うか。
一口にペンタブと言ってもたくさんの機種が出ているので、どれを買うか迷います。
それで色々調べてみたわけですが、同じようにどれを買うか迷っている人もいるかもしれないと思ったので、参考程度に僕がペンタブを購入にあたって検討したポイントを書こうと思います。

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価格

まずは価格。
本当はそのまま画面に描き込める液晶ペンタブがよかったんですが、最低でも数万円から数十万円もします。
さすがにペンタブどころか絵自体初心者の僕にはちょっとハードルが高いので、1万円前後の板タブレットを買うことにしました。
モニターを見ながら絵のないタブレットに描くというのは不安ですが、1,2週間もすれば慣れるそうです。

メーカー

次に考えたのがメーカー。
ペンタブのメーカーでメジャーなのはWACOM、HUION、Ugee、XP-PENなどがあります。

WACOM(ワコム)

まずは日本メーカーのWACOM。
ペンタブ関連で数多くの特許を持っており、2010年の国内シェアは実に85.7%。
性能と信頼度で最も優れているメーカーと評価されています。
日本のメーカーでユーザーも多いので、使い方や製品の情報も見つけやすく、マニュアルやサポートも当然日本語。
その分他のメーカーより価格が高いのがネックです。

HUION(フイオン)

躍進著しい中国のメーカー。
特徴はなんといっても安い。
低価格モデルだとなんと2千円から3千円台で買えてしまいます。
WACOMのものと比べてサイズは少し小さいようですが、性能が大きく劣るというわけではない
ようなので価格を重視するならHUIONでもいいでしょう。

XP-PEN

これも中国のメーカーのようで、HUION同様安価がウリ。
最安モデルはHUIONと同程度の値段ですが、HUIONと比べても小さいので絵を描くなら上位モデルの方がいいかも。

Ugee

これまた中国のメーカー。
今回板タブレットを買うつもりなので検討しませんでしたが、ここは液晶ペンタブを中心に扱っています。
安く液晶ペンタブを買いたい、という人は上二つの中国メーカーかここで買うといいでしょう。

いくつかメーカーを比べてみましたが、今回はWACOMの製品を買うことにしました。
価格重視で中国メーカーの製品を買うのもありですが、なにぶんはじめてのペンタブなのでなるべくオーソドックスで信頼性の高いメーカーの物がいいと考えました。
まだ勝手も分からない状態なので、トラブルがあっても解決しやすいようオーソドックスな選択でいいかなと思っています。
板ペンタブの時点でそれほど高くはないですから、そこまで価格にこだわる必要もないですしね。
上手くなって液晶ペンタブを買うとなったら中国メーカーのものを買うかもしれません。

機種

そういうわけでWACOMに決めたわけですが、次の問題はWACOMだけでも機種が色々あるということ。
液晶を排除して板タブレットだと基本Intuosシリーズになるわけですが、そのIntuosの中でも色々あります。

  • Intuos Draw
  • Intuos Art
  • Intuos Comic
  • Intuos Photo
  • Intuos 3D

などです。ただこれはいずれも旧モデルで、わかりやすくするためか最新モデルではこれらを

  • One by Wacom
  • Intuos

に統合しているようです。

旧モデルの場合色々分かれていても本体自体はそれほど変わらず、何が違うかと言えばソフトウェアになります。
旧モデルと言ってもまだ普通に販売しているので、一つ一つ見ていきましょう。
ちなみにIntuosにはIntuos Proという文字通りプロ向けモデルもありますが、値段的にも初心者向けではないのでここでは除外。

旧モデル

Intuos Draw

これは入門モデルで、機能も簡易で付属ソフトも少なくなっています。
とにかく気軽にペンタブに触れたいという人向け。

Intuos Art

「Corel Painter」というソフトが付いてきます。
油絵、水彩画、鉛筆画などより本格的な美術絵を描く人向け。

Intuos Comic

Comicと言っても漫画だけでなくイラストにも向いています。
「Clip Studio Pro」というペイントソフトが付いてきます。
Intuosの中ではこれが最も人気。
というのもこの「Clip Studio Pro」はペイントソフトの中で最もシェアが高く、イラストや漫画を描くためにペンタブを買う人が多いためです。
ただしこの付属ソフトは2年間ライセンスなので、2年経つとグレードダウンするかお金を払って使い続けるか選ぶ必要があります。

Intuos Photo

写真加工用モデル。
「Corel Paint Shop」など写真のレタッチ用ソフトが付いてきます。

Intuos 3D

3Dスカルプトソフト「ZBrushCore」が付いてきます。「3Dの経験や知識がなくてもペンで粘土をこねるように簡単に3Dモデルが作れる」とのこと。

新モデル

One by Wacom

Intuos Drawの後継とも言うべき入門モデル。
ファンクションキーもマルチタッチもなく簡易的な機能のみで、付属ソフトもなくその分安価。
とはいえ無料で使えるソフトも多いので、機能にそれほどこだわりがないなら問題ないかと思います。

Intuos

現在出ているのはTCTLというモデルで、上記のArt、Photo、Comicが統合されたような形になっています。
要するに「Corel Painter」、「Clip Studio」、「Corel After Shot」とペイント、イラスト、写真、それぞれのソフトがセットになっているということです。
さらにSとMサイズがあり、Sサイズは従来のベーシック(有線)とワイヤレス2つのパターンがあります。
3つのソフトが入っているのはSだとワイヤレスの場合だけで、ベーシックを選ぶと「Corel Painter」、「Corel After Shot」のみで「Clip Studio」は付いてこないので注意。

サイズ

最後にサイズです。
板タブレットにはS/M/Lとサイズが分かれており、購入の際に選ぶことになります。
どのサイズがいいかですが、パソコンのモニターと同じサイズがいいと一般に言われています。
Sなら15インチ以下、Mなら15~24インチ、Lなら24インチ以上といった具合です。
僕が使っているパソコンは15.6インチなのでSとMどちらを選ぶか微妙な所ですが、Sを買った後でMの方がよかったという人も結構いるようで今回はMにしようと思います。

結論

ここまで長かったですが、決めました!
今回は旧モデルのIntuos ComicのMサイズ、CTH-690にしました。


旧モデルにしたのは、水彩画も油絵も今のところ描く気が無く、写真加工も特に必要ないからです。
価格も当然旧モデルの方が安いですし、ワイヤレスも便利ではありますが人によっては遅延があると感じる人もいるようでとりあえずは有線でいいかなと。
とりあえずこれを使って、Clip Studioのライセンスが切れる2年の間に物足りなくなればまた上位モデルを買うなりすればいいかなと考えました。

しかしペンタブ一つ選ぶのも考えることが色々多くて大変でした。
だからWacomもモデルを減らしたという部分もあるんでしょうね。
早速ポチったので実際に使うのが今から楽しみです。

数ヶ月使ってみた感想(2018年8月追記)

早いものでペンタブを購入してから4ヶ月が経ちました。

色々勝手もわかってきたので、実際に使用して感じたメリットをまとめます。

1.色々な機能が使える

まずはこれが大きいですね。

ペンだけでも丸ペンにGペン、カブラペンと色々ある上に水彩絵の具、油絵の具、トーン、ぼかし、グラデーション等々、色んなツールがいくらでも使えます。

アナログだと買い揃えるだけでお金も手間もたくさん掛かる中、デジタルならペンタブとパソコンがあれば使い放題。ネットで素材を入手することも出来ます。

実際僕はペンタブを買う前は鉛筆しか絵を描くのに使ってませんでしたが、今は色んなツールを使ってカラーにも挑戦しています。

2.作業を大幅に省略出来る

これもデジタルならでは。

手作業だと手間のかかる時間の掛かるベタ塗りもワンクリックで一瞬で終わります。ミスをしてもショートカットで簡単に取り消せますし、レイヤー分けを上手くやれば一部分だけ修正するのも簡単。

自分のやりたい部分の作業に集中できます。

一方でデメリットも

もちろんいいことばかりではありません。

多機能な分それを覚えて使いこなすのは結構大変です。実際僕自身完全に使いこなせているとはとても言えません。

またパソコンありきなのであちこち持ち運びが出来ない、紙の角度を変えたりアナログの方がやりやすいこともある、などアナログの方が優れている点もあります。

ただ機能を覚えるのは楽しい部分でもありますし、ラフだけアナログで書いてパソコンに取り込んで仕上げるといったやり方も出来るのでメリットの方がずっと多いでしょう。

デジタルにしただけで絵が上手くなるということはないですが、僕の場合前より絵を描くのが楽しくなって単純に描く量が増えた分デジタルにしてから結構成長した気がします。

入門モデルなら1万円前後で買えますし、もしペンタブを買うか迷ってるなら絶対買った方がいいと思います!

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