ワールドカップ ピッチでの衝撃事件

2018年も2月を迎え、2018ワールドカップ ロシアまであと4ヶ月ほどとなりました。
大会本番では日本代表の活躍とともに世界的名手達の好プレーを是非見たいですね。
一方で世界一の舞台とあって選手もヒートアップしてしまうのか、ワールドカップでは優れた技だけでなく時には選手が試合中に暴力行為におよんでしまうこともあります。
今回は名選手達がワールドカップで我を忘れて愚行に走った瞬間を選んでみました。

スポンサーリンク

ルイス・スアレス 2014ワールドカップ ブラジル グループリーグ第3戦 ウルグアイvsイタリア

Embed from Getty Images

まずはウルグアイのエース、ルイス・スアレス。
これはまだ数年しか経っていないので覚えている方も多いでしょう。
スアレスは前節イングランド戦で2得点の活躍を挙げていましたが、相手のマークに苛立ったのかイタリアDFのジョルジョ・キエッリーニの肩に噛みついてしまいます。
審判がスアレスの噛みつきに気付かなかったためカードは出ず、1-0でウルグアイが勝利し決勝トーナメント進出を決めました。
しかし試合後FIFAにより代表での公式戦9試合出場停止、サッカーに関するあらゆる活動を4ヶ月禁止されました。
当然スアレスは決勝トーナメントでは出場できず、エースを欠いたウルグアイは1回戦でコロンビアに2-0で敗れました。
また、その夏スアレスはリヴァプールからバルセロナへ移籍しましたが上の処分のため当初は試合はもちろん練習にも参加できませんでした。
この種の行いに対する処分としてはかなり重い物ですが、というのもスアレスが相手選手に噛みつくのはこれが初めてではなく、アヤックスとリヴァプール時代にもそれぞれ1回ずつ噛みつき行為を行い出場停止処分を受けています。
そういったこともあってFIFAから重い処分を科されたのではないかと思われます。

過去の行いもあって「スアレスがW杯で再び噛みつく」という予想で賭けに勝って30万円を設けた人も。
スアレスはピッチの外では必ずしも問題児というわけではないのですが、試合になるとボルテージが上がるのか時折問題を起こすことがあります。

デビッド・ベッカム 1998ワールドカップ フランス 決勝トーナメント1回戦 イングランドvsアルゼンチン

Embed from Getty Images

決勝トーナメント1回戦でイングランド代表はアルゼンチンと対戦。
グループリーグ最終節で直接FKを決める活躍をしていたベッカムでしたが、アルゼンチンのシメオネにファウルを受けた報復にシメオネの足を引っかけてしまいます。
シメオネが大袈裟に転んだのとアルゼンチン選手達のアピールもあってベッカムは退場に追いやられます。
試合はPK戦でイングランドが負け、敗退しました。
イングランド敗退の戦犯としてベッカムはイングランドサポーターとメディアから強烈な批判を受けます。
ロンドンのパブではベッカムの像が吊され、ダーツの的にベッカムを見立てた写真を載せたメディアもありました。
「10人の勇敢なライオンと一人の愚か者」と評され、大会後も批判され続け殺害予告までされました。
その後2000年に代表キャプテンに就任し、ギリシャとのワールドカッププレーオフで劇的なFKを決めるなどチームを引っ張りファンとメディアに認められるようになりました。

ウェイン・ルーニー 2006ワールドカップ ドイツ 準々決勝 イングランドvsポルトガル

Embed from Getty Images

当時イングランドのエースストライカーだったルーニーですが、準々決勝ポルトガル戦の後半62分にポルトガル代表リカルド・カルバーリョの股間を踏みつけてしまいます。
ルーニーは故意にやったことではないと否定しましたが、レッドカードで退場となりました。
その際、当時マンチェスターユナイテッドでルーニーとチームメイトだったにも関わらずクリスティアーノ・ロナウドが審判に激しくアピールし、更にポルトガルベンチへウィンクをしていたことからイングランドではロナウドへの批判も起こりました。
ルーニーも不快だったようで「クリスティアーノに対して悪感情はないけど彼が関わると決めたことには失望した。ただ、あの時僕たちはチームメイトではなかったということは考慮に入れなければいけないだろうね」と話しています。
結局試合はPK戦までもつれこみ、3対1でポルトガルが勝利しました。

フランク・ライカールト 1990ワールドカップ イタリア 決勝トーナメント1回戦 オランダvs西ドイツ

Embed from Getty Images

ライカールトは西ドイツのルディ・フェラーにタックルを仕掛けてイエローカードを受け、フェラーの髪に唾を吐きかけました。
フェラーは審判に激しく抗議しますがフェラーも警告を受けます。
その後のフリーキックでパスを受けたフェラーは(本人の説明によると)相手GKと接触を避けるため転倒。
しかしオランダのブロイケレンとライカールトはこれをPK狙いのダイブと判断。
特に既に苛立っていたライカールトはフェラーの耳を引っ張り足を踏みつけます。
結局主審は二人を揃って退場させましたが、ピッチを去る際ライカールトはまたフェラーの髪に唾を吐きました。
ドイツ紙はこのことでライカールトを「リャマ」と呼びました。
後にライカールトが謝罪し二人は和解しています。

ジネディーヌ・ジダン 2006ワールドカップ ドイツ 決勝 フランスvsイタリア

Embed from Getty Images

ジダンはEURO2004で既に代表を引退していましたが、フランス代表が予選敗退の危機に陥り監督のドメネクやキャプテンのヴィエラの説得を受け代表復帰を果たします。
無事本大会進出に成功、本大会でも試合を重ねるごとに本調子に近づきチームを決勝へと導きます。
決勝でもPKで得点を決めましたがPK戦の近づいた延長後半、マテラッツィに挑発されなんと頭突きをしてしまいます。
イタリア選手は当然猛抗議をしジダンは退場、世界中のサッカーファンが呆気にとられました。
ボールと離れた場所で起きたため、会場のファンは状況を理解できずジダンの退場にブーイングを浴びせスタジアムは異様な空気になりました。
結局PK戦でイタリアが勝利しましたが、一方でジダンはそれまでの活躍で大会MVPに選ばれました。
決勝戦の後ではマテラッツィがなんと言って挑発したのかも大きな議論となりました。
ジダンは温厚そうな見た目で実際普段は穏やかな性格だそうですが、試合となると沸点が低くなる傾向があり、頭突きで退場になったのもそれが初めてではありません。
現役最後の試合をこのような形で終えるとはジダン本人も思ってもみなかったでしょう。

スポンサーリンク