2018年になった今、各社の2017年の予想を検証してみる。最も的中させた世界的IT企業の2018年の予測は

2018年になって早くも1ヶ月が経とうとしています。
年が明けてから現在まで色んな企業や人が今年流行るものや起こることを予想していますが、この手の予想というのはしたらしっぱなしみたいなところがありますよね。
そこで今回、2018年の今敢えて2017年を振り返り、各社が1年前に行った予想をどれくらい当たったのか検証してみようと思います。

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「日経トレンディ 2017年のヒット予測ベスト30」

1位:ノールックAI家電
2位:“魅せる”ミールキット
3位:手ぶらで“旬撮”カメラ
4位:燃焼系ウエアラブルジム
5位:ドローンレーサー
6位:スポクラ(スポーツクラウド)
7位:都市型ソーシャルランドリー
8位:シリーズ・ハイブリッドEV
9位:東西“極上”クルーズトレイン
10位:民旅(みんたび)
11位:360度シアター
12位:レゴランド in NAGOYA
13位:会員制食べ放題レストラン
14位:新之助
15位:シーズナルシャンプー
16位:ARクライミング
17位:ネイチャースイートソース
18位:FF15&バイオハザード7
19位:垂直マラソン
20位:スマホ de 任天堂
21位:ミニオン・パーク
22位:3Dセルフィーメーク
23位:“まるでクリーニング”マシン
24位:ソーシャル落とし物トラッカー
25位:ネオ秘境駅巡礼
26位:R-COOK
27位:トランポリンパーク
28位:エクストリームシルエット
29位:無限色ペン
30位:個人型DC(iDeCo)

まずは日経トレンディが毎年出しているヒット予測。
30位まであるのでちょっと多いですね。
ノールックAI家電はGoogle HomeとかAmazon echoのことなんですが、日本では今の所もう一つ盛り上がりに欠ける印象。
12位のレゴランドは話題にはなりましたがヒットと呼べるかは微妙なところです。18位のFFとバイオハザードも売れはしましたが、毎回売れているので予想としては置きに行った感がありますね。
20位は任天堂を入れるのであればすでに発表されていたNintendo switchを当ててほしかった所。
全体的に見ると残念ながらあまり当たってない感じがします。

「Rakuten infoseek News 2017年にこれが来る!ヒット商品予測特集」

  • 声で操作できる「音声認識家電」
  • 自動運転システム搭載車
  • ついに実現?!「二次元の嫁(旦那)」
  • 豪華列車によるクルーズトレイン
  • 調理前の食材を宅配「ミールキット」サービス
  • ウィンクで撮影できる「ウィンクカメラ」
  • 360度シアター
  • レゴランドジャパン
  • 会員制食べ放題レストラン

Rakuten infoseek Newsのヒット商品予測。
内容的に日経トレンディと結構被ってますね。
売上はそれぞれ拡大しているのかもしれませんが、ヒットと呼ぶにはもう一つパンチ不足でしょうか。

「博報堂生活総研調査 生活者が選ぶ2017年ヒット予想」

1位:自動運転システム搭載車
2位:AI技術
3位:格安スマホ
4位:ドローン
5位:ネットスーパー
6位;ふるさと納税
7位:電気自動車
8位:インスタグラム
8位:訪日外国人観光客
10位:仮想現実(VR)
11位:USJ
12位:暮らしの支援ロボット
13位:自動翻訳技術
14位:企業のポイントサービス
15位:イートインスペースのある店
16位:IoT(Internet of Things)
17位:空き家リノベーション
17位:民泊
19位:スーパーやコンビニのPB惣菜
19位:シニア向け家電
21位:シェアサービス
22位:電子書籍
22位:ARゲーム
24位:TV番組の見逃し配信
24位:おしゃれ駅ナカ
26位:ワイヤレススピーカー
26位:写真加工アプリ
26位:電動アシスト自転車
29位:在宅勤務
30位:4Dシアター

これは博報堂の人が予想するわけではなく、前年に注目された商品やサービスから「2017年以降話題になりそう、普及・浸透していそう」なものを選んでもらうというもの。
なので予想といっても全く新しいものはなく、全て既にあって話題になったものが目立ちます。11位のUSJなんて前からずっと人気ですしね。
予想が当たったとして選ぶとすれば8位の「インスタグラム」でしょうか。
それ以前から人気のあるサービスでしたが、「インスタ映え」がユーキャン新語・流行語大賞年間大賞を受賞するなど2017年に入って一層存在が大きくなった印象があります。

「Adobe 2017年、マーケティングトレンド予測トップ10」

予測1. 大衆意識の変化
予測2. 信用問題への取り組み
予測3. デジタル企業身売りの増加
予測4. デスクトップの衰退、AIの進化
予測5. ピークを迎えるモバイル
予測6. ブロックチェーンの台頭
予測7. 業界文化に残る古い体質の刷新
予測8. DIYマーケティング
予測9. 不透明なビジネス慣習からの脱却
予測10. 試行錯誤からアカウンタビリティの確立へ

photoshop等で有名な世界的IT企業の予測です。
色々並んでいますが特に注目したいのは予測6と7。
予測6のブロックチェーンというのは、「分散型台帳技術、または、分散型ネットワーク」(by wikipedia)のことで、これだけだとなんのことやらという感じですが、「ビットコイン」など仮想通貨と深い関係のある技術と言えば少しイメージが湧く人も多いのではないでしょうか。記事中では次のように書かれています。

当初、web世界のダークな存在と見なされ、悪者扱いを受けたビットコイン。しかし今では、まっとうな技術として受け入れられるようになった。著名な銀行やメディアトレーディングデスクをはじめとする主要な企業が、ブロックチェーンに投資するようになっている。

Prudentialのパトニー氏は、「(ブロックチェーンは)金融界にとって、とてつもない可能性を秘めている」と述べている。
(中略)
「webがもたらしたコミュニケーションの民主化と同様のことを、ブロックチェーンは金融界で実現するだろう」

2017年はビットコインの価格の急騰もあって、仮想通貨(またはブロックチェーン)元年といった年でした。
ハッカーによる大規模流出などトラブルもありますが、これだけ大きな存在になっていると僕たちの生活を大きく変えうる存在という言葉にも説得力がありますね。

次に予測7。「業界文化に残る古い体質の刷新」というと漠然としていますが、記事にはこのように書かれています。

2016年には、2人のエージェンシーCEOが、女性に対する問題行動や態度が原因で職を失うことになった。カンヌライオンズ賞のパーティで「美人限定」の招待状が物議を醸し、炎上するという事件もあった。

こうした不祥事が話題になり、米国選挙における人種や性別の違い、欧州の移民排斥運動などに厳しい目が向けられる中、エージェンシー、メディア企業、クライアントにとっても、来年は多様性の尊重が大きな課題になるはずだ。統合マーケティングプラットフォーム、SheKnows Media のナーマ ブルーム シニア バイス プレジデントは、あらゆる多様性を業界に取り入れることが、今や必須だという。「女性向けの製品を作っているのに、そのチームに女性がいなければ成功するわけがない」

こういったセクハラ問題は過去にも度々取り沙汰されてきましたが、昨年はハリウッドの映画プロデューサーのセクハラ疑惑を皮切りに所謂「#me too」が世界中のSNSで展開されるなどいつになく大きく話題となった年でした。

予測6も7も前からあったものではありますが、Adobeが予測した2017年にピンポイントで非常に大きな動きがあったという点で見事だなと感じました。

そもそもこんな予想は外れて当然なんですが、そんな中優れた予測を立てたAdobeはさすがですね。
そんなAdobeですが2018年のマーケティングについて次のような予測を立てています。

予測(1):マーケティングの中心は顧客体験(CX)になる
予測(2):レコメンドエンジンの重要性が増す
予測(3):広告の信頼性を問い直す動きが広がる
予測(4):CMOに代わり「CGO」が台頭する
予測(5):「インテリジェントエージェント」が主流になる
予測(6):AIが広告ブロックに利用される
予測(7): ブレンドAIが主流になる

見出しだけだとよくわからないと思いますので、興味が湧いたら公式サイトを見てみてください。

https://www.adobe.com/jp/information/unite/a/2018/01/01.html

まとめ

2017年の予測を振り返ってみました。
1年前の段階と現在のズレがわかったり、逆に的中しているものもあったりして面白かったです。
今年も色々なことが起こると思いますが、この記事を読んでくれた人達にとって良い年になってほしいと思います。

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Posted by 管理人