主要少年漫画雑誌で連載中の女性漫画家、少女漫画雑誌で連載中の男性漫画家はどれくらいいるか

最近実写映画化がされた『鋼の錬金術師』の荒川弘さんのように、少年漫画雑誌で活躍している女性漫画家が増えています。
そこで、少年漫画で活躍している女性漫画家、また少女漫画雑誌で活躍している男性漫画家がどの程度いるのか調べてみました。

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全部の雑誌を調べるのは大変ですし、男性向け女性向けはっきりしないものもあるので少女漫画雑誌は「りぼん」、「なかよし」、「ちゃお」、少年漫画雑誌は「ジャンプ」、「マガジン」、「サンデー」を選びました。
漫画家の中にはプロフィールが明らかになってない人も少なくないですが、わかる範囲で調べてみます。

少女漫画で連載する男性漫画家

はじめて知ったのですが、この三雑誌をまとめて「りなちゃ」と呼ぶことがあるらしいですね。
必ずしも部数上位というわけではないようですが、代表的な少女漫画雑誌には違いないでしょう。

りぼん
0

なかよし
0

ちゃお
0

そして調べた結果ですが……、どの雑誌も男性漫画家は一人もいませんでした。
性別を明らかにしていない漫画家も少なくないので、その中にいる可能性もありますがわかる範囲ではこうなりました。
想定の範囲内ではありますが中々極端な結果です。

少年漫画雑誌で連載する女性漫画家

ここにチャンピオンを加えてもよかったのですが、少女漫画雑誌に合わせて三つにしました。
いずれも全盛期と比べ部数は落ちていますが、日本を代表する少年漫画雑誌なのは間違いありません。

ジャンプ
古館春一?(ハイキュー)
吾峠呼世晴?(鬼滅の刃)
出水ぽすか?(約束のネバーランド)

マガジン
流石景(ドメスティックな彼女)
大今良時(不滅のあなたへ)

サンデー
渡瀬悠宇(アラタカンガタリ~革神話)
高橋留美子(境界のRINNE)
荒川弘(銀の匙 Silver Spoon)
田辺イエロウ(BIRDMEN)
ひらかわあや(天使とアクト!!)
小山愛子(舞妓さんちのまかないさん)

 

以上のようになりました。
ジャンプに関してはどれも噂レベルなので断定は出来ませんが、出水ぽすか先生はサイン会等の情報から女性の可能性が高いです。ジャンプは1~3人ということになります。

マガジンはラブコメを書いている流石景先生と映画化されヒットした「聲の形」の大今良時先生。

サンデーは際立って多いですね。いくつかは不定期連載ですが、「鋼の錬金術師」の荒川弘先生に、なんと言っても「うる星やつら」や「犬夜叉」など大ヒットをいくつも出している高橋留美子先生。少年漫画における女性漫画家の草分け的存在です。むしろ高橋先生の成功があるからこれだけサンデーに女性漫画家が多いというのもあるのではないでしょうか。

以上のように、少女漫画雑誌に男性作家が見当たらないのと比べると少年漫画雑誌では結構な数の女性漫画家が活躍しているのがわかります。
次はその理由を考察してみたいと思います。

女性少年漫画家はいても男性少女漫画家はいないor少ない理由

市場規模
まず一つには市場規模の違いが挙げられます。
かつてはそれぞれ200万部を超えていたりぼん、なかよし、ちゃおですが、今となってはちゃおが40万部で他二つは10万部と20万部という状況。
それに対し少年誌も部数が落ちてはいますが、ジャンプが200万部、マガジンが100万部、サンデーで50万部で少女漫画雑誌よりはずっと売れています。
また単行本もワンピースや進撃の巨人を始め上位に並ぶのはその多くが少年漫画、大人向けでもテラフォーマーズなど男性向けが大半です。
単純に少年向けの方が市場が大きく儲かる可能性が高いので、そちらに流れる女性漫画家も多いのではないかと思います。
また市場規模に差があるということは、少女漫画を読む男の子より少年漫画を読む女の子の方が多いということでもあり、そうやって育った女の子が漫画家になりたいと思ったときに少年漫画雑誌を希望するのはむしろ自然な成り行きと言えるでしょう。

少年漫画の方がジャンルの幅が広い
お金だけでなくジャンルの問題も考えられます。
全てがそうというわけではないですが、イメージ通り少女漫画は極端に恋愛漫画に偏る傾向があります。
少年漫画もいわゆるバトル漫画が多めではありますが、それだけではなくスポーツ・格闘やラブコメ、推理、ギャグ、サスペンス、デスゲーム、ファンタジー等幅広いジャンルが揃っています。
女性であっても恋愛以外のジャンルを描きたいと思う人は少年漫画の方がやり易いと考えても不思議ではありません。

 

他には少年漫画でいう高橋留美子先生の様に、少女漫画で大きく成功した男性漫画家がいないということも影響しているかもしれません。
出版社にせよ漫画家にせよ成功した例があればそれに続こうとするのは自然なことです。
それは高橋留美子先生を輩出したサンデーで特に女性漫画家が多い事からも納得がいきます。

まとめ

・少年漫画で連載する女性漫画家は結構いるが、逆はほとんどいない
・理由としては市場規模やジャンルの幅の差等が考えられる

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