トネガワに続くカイジシリーズ悪魔的スピンオフ『一日外出録ハンチョウ』(福本伸行/萩原天晴/上原 求/新井和也)

今日紹介するのは人気ギャンブル漫画『カイジ』シリーズのスピンオフ、『一日外出録ハンチョウ』。
『カイジ』のスピンオフとしては既に『中間管理録トネガワ』が人気となっていますが、その第二弾ということになります。

スポンサーリンク

内容

地の獄‥! 底の底‥! 多額な借金を抱えた劣悪債務者を収容する、帝愛の地下労働施設‥! 一度入ると出ることが困難なこの監獄で、「1日外出券」を使い、地上で贅の限りを尽くす男がいた‥! その名は大槻‥!E班班長にして、1日を楽しみ尽くす天才‥! 飲んで食って大満喫‥! 大槻班長、のたり1日外出録‥!

主人公は『賭博破戒録カイジ』にて帝愛地下王国でカイジと戦ったE班班長の大槻。
『トネガワ』の場合敵の幹部なのでスピンオフのチョイスとしてはまあありだと思いますが、大槻に関してはそこを選ぶか、という感じですね。
その大槻が貯め込んだぺリカを使ってこだわりたっぷりに外で過ごす様子を描いた漫画。
グルメネタが多いですが、それにとどまらず海に遊びに行ったりもします。
また外出録とはあるものの外出せずに地下で完結する回もあります。

圧倒的原作愛

スピンオフとしてこの作品がよく出来ているのは原作のリスペクト。
『ククク・・・この一手間が案外・・・. できぬものなのだ・・・!クズには・・・!』『欲望の解放のさせ方が下手…!』など原作ファンならどこかで聞いたような台詞が出てきてクスっと笑わせてくれます。
『トネガワ』にも言えることですが原作ネタの拾い方が絶妙で、しっかり読み込んで描いているんだなというのがわかります。

班長のこだわりと新たな一面

そして大槻のキャラクターもこの漫画の肝です。
原作では憎たらしい小悪党という以上の印象はなかった大槻ですが、今作ではその小悪党ぶりはそのままにグルメやレジャーへの並々ならぬこだわりが見られ、その外出を満喫する様を見てると不思議な愛嬌が感じられます。
チンチロリンの時と変わらぬ真剣さと策略で休暇を楽しむ姿が馬鹿馬鹿しくも笑えます。

まとめ

原作の『カイジ』が好きなら楽しめること間違いありません。
原作を読んだことがないという人はどうかわかりませんが、原作も紛れもない傑作なので『カイジ』本編から読んでみるのもいいでしょう。

スポンサーリンク