観光で最も効率よく稼いでいる国はどこか 観光客一人当たりの収入額を比べてみる

以前観光についてバルセロナやイタリアの人気観光地で色々問題が生じて、観光客に制限を加える動きが広まっているという記事を書きました。
観光客が増えるといいことばかりではなく観光地のコストも増えるので、単に観光客を増やせばいいというのではなくいかにコストを抑え収益を増やすかが重要という話をしたと思いますが、それでは単なる観光客数や収入の額ではなく効率よく観光で収入を得ている国はどこなのでしょうか。

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色々な考え方があるかと思いますが、観光客一人がより多くお金を使っているほど効率よく収益を上げていると言えるのではないかと思います。
せっかく観光客が来てもほとんどお金を使わずに出て行かれたら国としては嬉しくないですからね。
そこで、各国の観光収入を観光客数で割った数字、言わば観光生産性を国別でランキング化してみました。

国際観光収入と国際観光客到着数

(UNWTO 『Tourism Highlights 2016 edition』より)

まずは観光収入と観光客数のランキングを見てみましょう。
日本でも人気のある定番観光地が並んでいます。
当たり前ですが観光客が多い国は収入も多い傾向があります。

観光客一人当たり収入額

今度は観光客一人当たりの収入を見てみましょう。

順位 観光客一人当たり収入($) 国際観光客到着数(1000人) 国際観光収入(100万$)
1 オーストラリア 3,951 7,444 29,413
2 ルクセンブルク 3,817 1,090 4,161
3 米国 2,639 77,510 204,523
4 インド 2,618 8,027 21,013
5 モルドバ共和国 2,234 94 210
6 マカオ 2,188 14,308 31,303
7 ソロモン諸島 2,136 22 47
8 モルディブ 2,080 1,234 2,567
9 中国 2,006 56,886 114,109
10 パナマ 1,991 2,109 4,199
参考 日本 1,266 19,737 24,983
(UNWTO 『Tourism Highlights 2016 edition』より)

米国と中国のように変わらず上位にいる国もありますが、最初の表と様変わりしたのが分かるかと思います。

ツートップはオーストラリアとルクセンブルクで他を大きく引き離しています。これらの国では観光客が平均40万円程度を1回の滞在で使っているということになります。

日本は悪くはないのですが上位とは差があります。

しかしこうして並べてはみたものの、もう一つ法則性というか傾向がよくわかりませんね。

アフリカ諸国が軒並み低いので物価も関係あるとは思いますが、ルクセンブルグ以上に物価の高いスイスはないですし中国やインドのように物価が低い国も入っています。

あるいは滞在日数の長い国が多かったりするのかなと思いますが、現時点ではちょっとわかりません。

まとめ

観光客一人あたりで最も多くの収入を上げているのはオーストラリア、次いでルクセンブルクでした。

日本も悪くはないですが、観光の収益性を高める上でまだまだ改善の余地があるとわかります。

観光客が満足して、日本側もより多くの経済的利益を得られるような観光政策を考えていく必要があります。

 

 

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