トランスファーリクエストとは何か サッカー移籍の豆知識

今年も8月に入り、ますます暑くなってきました。
欧州サッカーでは毎年移籍が特に活発する時期で、今年はネイマールのまさかの電撃移籍がありました。
その移籍市場で時折話題に出るのがトランスファーリクエストです。
今回はこのトランスファーリクエストが何なのか、一体どんな効果があるのか見ていきます。

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トランスファーリクエストとは

トランスファーリクエストですが、元々はサッカーに限ったものではありません。
一般企業であれば、例えば共働き夫婦で配偶者が転勤になった場合、配偶者と同じ勤務地にある支店に転勤させて貰うよう会社に頼む際に提出したりします。
学校では転入願いという意味になります。

つまりトランスファーリクエストという言葉自体は広く何かしらの移転・異動を請願するもので、
それがサッカーの場合は移籍要望書といった意味になるということです。

具体的な効力

ではそのトランスファーリクエストの具体的な効力とは何なのでしょう。
移籍志望があるのであれば直接クラブの上層部に言えば済む話ですしわざわざ書面で自分の意思を伝える意味は何なのか。

それについて英サッカーサイトFourFourTwoが何故トランスファーリクエストを出す選手もいれば出さない選手もいるのか?という観点からトランスファーリクエストについて調べています。
Is there any point of handing in a transfer request? FourFourTwo investigates(FourFourTwo)

 

記事の中ではサッカーの移籍事情に詳しい関係者達に話を聞いているのですが、
まずスポーツ代理店のClifford Bloxhamは移籍願望があることをはっきり表にすることでファンや同僚との関係に悪影響を及ぼしかねない。
だからトランスファーリクエストを出す選手が少ないのだ、と述べています。

一方マンチェスターシティでプレイしたLeyton Orientはそんなのは昔の話で、単に時間の無駄だからやらないだけだと言います。
監督やチェアマンに移籍志望を伝えればいいだけでトランスファーリクエストなんて役に立たないから出さないだけだと。

言ってることは分かりますがこれだと少ないとはいえ今もトランスファーリクエストを出す選手がいることに説明が付かない気がします。
その点、プロサッカー選手協会チーフエグゼクティブのGordon Taylorがより納得のいく説明をしています。
彼によると、選手とクラブの契約にはしばしば選手が移籍を志願しないことで選手に一時金が支払われる条項が含まれているそうです。
内心では移籍を希望していてもそれをはっきり形にしなければ契約は生きているので、トランスファーリクエストを出すのは最後の手段にするのだといいます。

また、よりよい契約を得るための交渉戦術として使われることもあるとして、2010年のルーニーや2013年のベンテケを例に挙げています。
要するに「もっと良い条件で契約しなければここから出ていくぞ」というある種の脅しに使うということですね。
これはいかにもありそうな話ですね。選手の代理人がよりよい条件を得るためにマスコミを使うこともありますし、選手に指示してそのような戦術を取ることがあっても不思議ではありません。

実際には選手や契約によって状況はそれぞれなのでしょうが、した二つの話は説得力があります。

 

まとめ

  • トランスファーリクエストとは、選手が所属クラブに出す移籍要望書のこと
  • 現代において直接的な効果はさほどないが、トランスファーリクエストを提出しないことでボーナスが払われることもあり、最後の手段として多くの選手は残しておく
  • クラブとの交渉を有利に進めるための戦術として使われる場合がある

 

以上トランスファーリクエストについてまとめてみました。
日本ではあまり馴染みのない制度ですが調べてみると中々興味深かったです。
ではまた。

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