UNICEFが発表の子供の幸福ランキング 日本は先進41ヶ国中12位

2017年7月20日

先日UNICEFの調査機関より「Innocenti Report Card 14」が発表されました。
これは持続可能な開発という観点から先進国の子供の幸福を測ったものです。
主観的な幸福度ではなく、客観的な指標に基づくものなので幸福というよりは環境といった方が適切かもしれませんが。

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下がその具体的なランキングで、日本は先進41ヶ国中12位となっています。
では一体日本はどの点で優れ、何が課題なのか具体的に見ていきましょう。

順位
1 ノルウェー
2 ドイツ
3 デンマーク
4 スウェーデン
5 フィンランド
6 アイスランド
7 スイス
8 韓国
9 スロベニア
10 オランダ
11 アイルランド
12 日本

 

「飢餓の少なさ」、「働きがいのある人間らしい仕事と経済成長」が共に1位

「飢餓の少なさ」、「働きがいのある人間らしい仕事と経済成長」の二つの項目がそれぞれ41ヶ国中1位の評価となっています。
飢餓の少なさは、安全で十分な栄養ある食事にありつけること、肥満が少ないことが指標となっています。
これは比較的納得しやすいのではないでしょうか、子供の貧困が話題になっても食べるものすらないというケースはあまり聞きませんし、日本人に肥満が少ないのはよく知られています。

問題はもう一つの方で、日本の労働環境はお世辞にも良いイメージがないですし経済成長も先進国でも低いくらいなのでほんとかよ?と思ったのですが、これはあくまで子供にとっての環境なので単純にGDP成長率とか大人にとっての職場環境を指しているというわけではないようです。
具体的には15~19歳のうち学校にも行かず働いてもいない所謂ニートがどれだけいるか、親含めて誰も働いていない家庭の割合がどれだけかを基準としています。
確かに今時大体の人は高校には行っていますし、失業率も低いので働いてもいないという人はあまりいないでしょう。
時折話題にはなるものの実際には日本のニート率は世界的には非常に低いということですね。働く者のいない家庭が少ないということも同じです。

 

他に健康、教育の質、安全の項目が比較的高く評価されています。

 

格差、持続可能な都市とコミュニティ、責任ある消費と生産の項目で遅れを取る

では逆に何が順位を下げているのかというと上の3つになります。
「格差」はそのままの意味です。
上位10%の収入が下位40%の収入を上回っている、経済格差がそのまま学業成績の差に繋がっている、等を基準として日本はこの項目で32位でした。

「持続可能な都市とコミュニティ」はPM2.5大気汚染の度合いを基準としており日本は33位となっています。

「責任ある消費と生産」は15歳の子供が5つ以上の環境問題にどれだけ詳しいかを基準として、日本はこれが最も低く36位です。
確かに学校でも環境問題に関して通り一遍のことはやっても、あまり深く掘り下げた記憶はない気がします。

 

この3つほどではないですが、「貧困」も23位とあまりいい順位ではありません。

日本以外だとアメリカが多くの項目で評価が低く、総合でも37位と奮わなかったのは意外でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
子供の環境をここに出た項目だけで網羅出来ているとは言えませんし、重要なのはランキングそのものではなくあくまで子供の環境を整えることですが、比較的納得のいく内容ではないかと思います。
今ある良い所は維持しつつ、経済格差や大気汚染、環境問題への意識の低さなどこういった調査をヒントによりよい社会を作っていきたいですね。

 

参考:Innocenti Report Card 14

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