過去のデータから見る U-20日本代表の将来

2017年7月28日

本日U-20ワールドカップの決勝トーナメント1回戦が行われ、日本はベネズエラに延長戦の末残念ながら1-0で敗れました。
延長戦までもつれ込んだ十分勝てる試合だっただけに残念ではありますが、5大会ぶりにワールドカップに出場しベスト16まで進んだだけでも十分な結果でしょう。
今回出場した選手にはこの大会で得た経験を活かして、今度は2020年のオリンピック、プロ、ひいてはA代表での活躍を目指して頑張って欲しいと思います。
そこで今回は現代表及び過去のU-20日本代表とその後を調べてみました。

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現代表の年代別代表経験

まずは今のA代表の年代別代表の選出経験を見てみたいと思います。
メンバーは無名の加藤恒平選手が選ばれて話題になった最新のリストです。
GK
川島 永嗣 (FCメス/フランス)               U-18、19、21日本代表
東口 順昭 (ガンバ大阪)                   ユニバーシアード日本代表
中村 航輔 (柏レイソル)                    U-19日本代表
DF
長友 佑都 (インテル・ミラノ/イタリア)           ユニバーシアード日本代表、U-22、23日本代表
槙野 智章 (浦和レッズ)                     U-18、19、20日本代表
宇賀神 友弥(浦和レッズ)                   なし
吉田 麻也 (サウサンプトン/イングランド)        U-18、23日本代表
酒井 宏樹 (オリンピック・マルセイユ/フランス)     U-16、22、23日本代表
酒井 高徳 (ハンブルガーSV/ドイツ)            U-15、16、17、18、19、20、23日本代表
昌子 源  (鹿島アントラーズ)                  U-16日本代表
三浦 弦太 (ガンバ大阪)                     U-18、19、21日本代表
MF
今野 泰幸 (ガンバ大阪)                     U-19、20、23日本代表
倉田 秋  (ガンバ大阪)                      U-14、15、16、17、18、20日本代表
香川 真司 (ボルシア・ドルトムント/ドイツ)        U-19、20、23日本代表
加藤 恒平 (PFCベロエ・スタラ・ザゴラ/ブルガリア) なし
山口 蛍  (セレッソ大阪)                      U-17、21、22、23日本代表
遠藤 航  (浦和レッズ)                       U-16、17、18、19、21、22、23日本代表
井手口 陽介(ガンバ大阪)                     U-15、16、18、19、21、22、23日本代表
FW
岡崎 慎司 (レスター・シティー/イングランド)       U-23日本代表
本田 圭佑 (ACミラン/イタリア)                 U-20、23日本代表
乾 貴士  (SDエイバル/スペイン)              U-18、21日本代表
大迫 勇也 (1.FCケルン/ドイツ)                U-16、20、22、23日本代表
原口 元気 (ヘルタ・ベルリン/ドイツ)             U-16、18、19、20、22、23日本代表
久保 裕也 (KAAヘント/ベルギー)              U-16、17、18、19、22、23日本代表
浅野 拓磨 (VfBシュツットガルト/ドイツ)           U-18、20、21、22、23日本代表

一度呼ばれただけという場合もあるので所々漏れがあるかもしれませんが、大体こんな感じになります。ユニバーシアードというのは大学生の日本代表ということですね。なので東口選手はプロやユースも合わせた年代別代表には選ばれたことがないということになります。

改めて見てみると、さすがというかA代表のメンバーの大半は年代別代表に選ばれた経験があり10代から既に頭角を現していたのが分かります。
とはいえ、長友選手や岡崎選手のように20歳を越えるまで代表に選ばれなくとも代表の主力として定着した選手もいますし、宇賀神選手や今回選ばれてませんが武藤選手の様に一切年代別代表と縁がなかった選手もいますので、今回選ばれてない20歳以下の選手も腐らず頑張って欲しいと思います。



過去のワールドユース出場選手達のその後

次に過去のワールドユースに出場した選手達がその後どうなったかを見ていきたいと思います。
日本は今回の大会まで4大会出場を逃していたので、それより前に今回と同じくベスト16まで進んだ2005年のメンバーを見てみましょう。
GK       松井謙弥 トップ昇格するものの中々出場機会を得られずクラブを転々とし、現在は大宮アルディージャ所属
DF ○ 水本裕貴 ジェフ市原に入団し複数のクラブでレギュラーとして活躍。現在はサンフレッチェ広島所属
DF        吉弘充志 サンフレッチェに入団、コンサドーレに移籍するが怪我等もあって出場機会が減少、現在は社会人サッカーのFCマルヤス岡崎に所属
DF        小林祐三 柏レイソル、横浜マリノスなどJ1で活躍。現在はサガン鳥栖に所属
DF        増嶋竜也 主に柏レイソル等で活躍。現在はベガルタ仙台に期限付き移籍中
MF ◎ 伊野波雅彦 J1複数クラブで活躍。ワールドカップメンバーにも選ばれた
MF        梶山陽平 FC東京でレギュラーとして活躍。パナシナイコス、大分への期限付き移籍を経て東京へ復帰
MF        中村北斗 主にアビスパ福岡で主力として活躍
FW ○ 平山相太 オランダのヘラクレスでデビュー、その後FC東京へ移籍。ノースイースト・ユナイテッドFC 現在はベガルタ仙台所属
MF        兵藤慎剛 横浜Fマリノスでレギュラーとして活躍、今季コンサドーレ札幌へ移籍。
FW        カレン・ロバートジュビロ磐田でプレーした後、クラブを転々とし現在はインドのノースイースト・ユナイテッドFCに所属
MF ○ 水野晃樹    ジェフ市原でデビュー、セルティックで海外移籍の後複数のJクラブでプレー
MF        苔口卓也 セレッソ大阪でデビューし、現在はカターレ富山の主力として活躍を続けている
MF ◎ 本田圭佑 名古屋グランパスでデビュー。オランダのVVV、CSKAモスクワを経て南アワールドカップでは得点もし、ベスト16の原動力になった。ACミラン所属(今季退団)
MF        船谷圭祐 ジュビロ磐田、サガン鳥栖でプレーした後現在は水戸ホーリーホックに所属
DF        柳楽智和 アビスパ福岡、ガイナーレ鳥取等でプレーした後2013年に現役引退
MF ○ 家長昭博 ガンバ大阪でデビューの後スペイン二部マジョルカを含む多くのクラブでプレー。大宮アルディージャで主力として活躍し今季から川崎フロンターレに所属
GK ○ 山本海人 清水エスパルス、ヴィッセル神戸でプレーし、今季からジェフユナイテッド千葉に所属
FW        前田俊介 サンフレッチェ広島、コンサドーレ札幌等でプレーし現在はガイナーレ鳥取所属
FW ○ 森本貴幸 東京ヴェルディで15歳でデビューし、その後カターニャ等イタリアのクラブを渡り歩き現在は川崎フロンターレに所属
GK ◎ 西川周作    大分トリニータでデビューし、サンフレッチェ広島、浦和レッズでもレギュラーとしてプレー。A代表の常連にもなっている
※○はA代表選出経験あり、◎は国際Aマッチ20試合以上出場

以上のようになりました。
本当は2007年のメンバーも書こうと思ったのですが、思ったより面倒だったのでやめました(笑)。まあ、2007年もそこまで大きくは変わりません。

大体の選手はJ1かJ2では十分通用するようですが、世代別代表と違ってあらゆる世代のトップ選手と争わなくてはならないA代表に入り、尚且つその主力になるのは本当に難しいんだというのがわかりますね。
こうして見るとメディアでは叩かれがちですが、代表のエースとしてワールドカップベスト16に導き、黄金期と見劣りするとはいえあのACミランの10番を付けるまでになった本田選手は本当に凄いんだなと思います。

まとめると大体半分弱がA代表に選出されて、そのうちA代表に定着出来るのはそのまた半分以下という感じですね。
今回のU-20日本代表でもA代表の主力となれるのはわずか数名でしょう。恐らく堂安選手あたりはいずれA代表に呼ばれるのではないかと思いますが、それも定かではありません。
非常に厳しい環境ですが今回出場した選手達には今回の経験を活かしてプロでの競争を生き抜いて、J1や海外のクラブで活躍し日本代表入りを目指して頑張って欲しいですね。

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