前十字靭帯断裂と過去に患ったサッカー選手の例

2017年10月24日

前十字靭帯断裂とは

U-20ワールドカップのウルグアイ戦で小川航基選手が左前十字靭帯断裂、左膝半月板損傷の重傷を負い、前線のターゲットを失った日本代表は決定力の差もあってウルグアイに完敗しました。
退場した時点で軽い怪我ではないだろうと思っていましたが、予想以上の重傷でした。
小川選手はそのまま大会を離脱、日本で手術を受けることとなりましたが、この膝前十字靭帯断裂、半月板損傷というのは一体どういう怪我なのでしょう。

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まず、前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい、Anterior Cruciate Ligament; ACL)とは、”膝関節の中にあって大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を結ぶ強靭な紐で、関節を安定に保つ支持機構をいう。脛骨が前方へ変移する(ずれる)ことを防ぐ。”(wikipediaより)
ということになります。下の図のように大腿骨と脛骨の間にあって脛骨が前に行きすぎないようにするための靭帯です。

 

負荷に耐えきれず文字通りこれが切れてしまうのが前十字靭帯断裂です。
急激な方向転換を行うサッカーや、バスケットボール、タックルを行うラグビーや格闘技でよく見られる怪我です。
また、この怪我は内側側副靭帯損傷・内側半月板損傷と同時に起こりやすく、それを指して「アンハッピー・トライアド(不幸の三徴候)」と呼ばれています。
実際小川選手も左前十字靭帯だけでなく左膝半月板損傷も伴っています。
半月板も大腿骨と脛骨の間にあって、クッションの役割をしています。同じ箇所にあって相互に関係しているため同時に傷めやすいということですね。

これらはサッカー選手の負傷としては最大級の物で、多くの場合手術を行い復帰まで大体半年から1年程度かかり、場合によっては選手生命にも関わります。


前十字靭帯断裂を経験したサッカー選手の例

サッカー選手に多いという前十字靭帯断裂ですが、実際どんな選手が経験しているのか調べてみました。

ロナウド             1999年右膝靱帯部分断裂、2000年完全断裂
青山敏弘           2005年左膝前十字靭帯断裂
宮市亮             2015年左膝前十字靭帯断裂
ヘセ・ロドリゲス       2014年右膝前十字靭帯断裂
セオ・ウォルコット      2014年左前十字靱帯断裂
アルテタ            2009年左膝前十字靭帯断裂
稲本潤一                 2016年右膝前十字靭帯断裂
シャビ              2005年左膝前十字靭帯断裂
駒野友一                      2003年左膝前十字靭帯断裂
深井一希                 2013年左膝前十字靭帯断裂
デル・ピエロ          1998年左膝前十字靭帯断裂
ジウシーニョ          2009年右膝前十字靭帯損傷、外側側副靭帯損傷、外側半月板損傷
佐々木翔                 2016年右膝前十字靭帯断裂、2017年再発
小林悠             2009年右膝前十字靭帯断裂
ラフィーニャ・アルカンタラ  2015年右膝前十字靭帯断裂
セバスティアン・ダイスラー 2002年左膝前十字靭帯断裂

少し調べただけでもまだまだここに書ききれないほど例が見つかりました。
それだけサッカーにおいて起こりやすい怪我なのだということが分かります。
この怪我は癖になりやすく、何度も同じ箇所を怪我してしまいダイスラーのようにトップパフォーマンスを取り戻せないまま引退してしまうケースもあります。
しかし、同じ怪我でも状態はそれぞれですし、ロナウドはその後ワールドカップ得点王になりシャビはその後バルセロナの黄金時代の中心選手となりました。
日本でも青山選手や駒野選手、小林選手のように日本代表までたどり着いた選手もいます。
前十字靭帯断裂のリハビリは激しい苦痛を伴い非常に大変なものだそうですが、小川選手も頑張って今まで以上のプレイを見せて欲しいと思います。

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